歴史教科書の記述と解釈批判学習 : 小単元「ウォルポールはなぜ辞任したのか」を事例として

研究紀要 /広島大学附属中・高等学校 Issue 46 Page 1-13 published_at 2000-03-31
アクセス数 : 1271
ダウンロード数 : 604

今月のアクセス数 : 2
今月のダウンロード数 : 1
File
KJ00000049215.pdf 1.24 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
歴史教科書の記述と解釈批判学習 : 小単元「ウォルポールはなぜ辞任したのか」を事例として
Title ( eng )
How to Develop Critical Attitudes toward Textbooks in the Study of History
Creator
Kodama Yasuhiro
Contributors 国立情報学研究所
Source Title
研究紀要 /広島大学附属中・高等学校
BULLETIN /THE ATTACHED JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL HIROSHIMA UNIVERSITY
Issue 46
Start Page 1
End Page 13
Abstract
歴史の教科書の記述には, 不自然な箇所が散見される。その最大の理由は, 新しい歴史解釈と古い歴史解釈が混在して叙述されているからである。世界史の教科書では, 特にイギリス近現代史の部分で, 新旧の解釈が無理に継ぎ合わされて論理的に矛盾をきたしている叙述が見られる。従来の「イギリス市民革命論」に対して, 「ジェントルマンの帝国支配論」が有力になりつつあるからである。両者は本来, 対立する歴史解釈であり, 前者をベースとする記述の中に, 後者の解釈の一部が添えられているため, 教科書記述に基づいた授業構成が困難になっている。そこで, 小論では, この問題に対応するために「解釈批判学習」の意義と必要性について述べたい。その際, 事例として「ウォルポールの辞任」を取り上げた新しい単元構成の在り方を示していく。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学附属中・高等学校
Date of Issued 2000-03-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Date
[Created] 2006-03-21
Source Identifier
[ISSN] 1344-4441
[NCID] AA11466015